読書のすゝめ #1読書中に気を付けること

国語
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この記事は中学受験生向けです。全年齢に当てはまる記事ではありません。

国語の能力を上げるには読書が必須…かどうかはわかりませんが、少なくともやった方がいいと思います。しかし、

「中学受験における読書って何を読めばいいの?」

「読書中にすることは?」

といった疑問を持つ方もいるかと思います。そこで今回から読書に関する具体的な話を書いていきます。題して、「読書のすゝめ」。文嫌いを更生しながら読む国語の能力向上を図る記事です。塾の先生が読書について指示しているのであればもちろんそちらを優先してください。今回は#1ということで読書中に何に気を付けるべきかについてです。

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1.漢字の読みをチェック

わからなかったり、たぶんこんな感じで読めばいいのか…?といった漢字(激寒ダジャレ)は辞書で引きましょう。指摘されて恥を書くことで覚えてもいいですが、それだとカバーしきれない可能性があります。ありがちな間違って読んでる漢字の例はこんなの。

出納(すいとう ×しゅつのう)

海女(あま ×うみおんな)

相殺(そうさい ×そうさつ)←昔読んだラノベで間違った読みの例として「あいさつ」とか提示してるのもあった

まぁ自分で間違っていると気づきにくいですよね…。その場でイメージがすぐできない漢字は辞書で引きましょう。それでも脚注や流れで勝手に結論付けて結局調べず終いになることもあるかと思いますが…。

2.同音訓異義語

このブログでもたまに間違えていることがあるので強くは言えないですが(周り→回りとか乗る→載るとか)、同音異義語を正しく使えるようにする必要があります。で、身に着けるのに最短のルートは辞書と演習で基本知識を知る→読書で例文を入れまくるということだと思います。案外曖昧な人おおいですからね。例えば、図る・計る・測る・量るの違いをちゃんと区別できていますか?漢字を間違えただけで記述問題は一点引かれることが多いです。でもってその一点がために不合格になってしまう。間違えない様読書していきましょう。

3.明確に知らない言葉の意味を一旦考えた後辞書で引く

語彙力があればあるほど文を読みやすく感じることができます。ですが、読みやすくする云々以前に語彙力そのものが問われることだってあります。例えば皆様

・センチメンタル

・韋駄天

これらの言葉の意味を答えられますか。上記の単語は筆者が受験生の時に出題された単語です。もちろん文章から予測も可能ですが、大体予測だと二択で答えが出なくなることが大半ですし、知っていれば一発で処理できます(2種類以上の意味がある場合は別ですが)。あとすぐに正しい意味を出せないならそれも引いてください。「ユニーク」=「面白い」だと勘違いしている人が多すぎる。

正直言えば言葉は多くの人が言葉Aに対して意味はBだと思っているなら意味Cが正しく、Bが間違っていても正解にしていいはずだし、日常的にBとして扱っていいとは思います。しかし受験はお堅いので、辞書に載ってないものはNGを喰らってしまう。我慢して辞書に載っている言葉の意味を覚えましょう

4.展開や心情の予測

読書だけでなく、ゲームをするときやドラマ・アニメなんかを見る時も意識してほしいです。たまに出てくるんですよ…文中に「①」とか書いてあって「問五.①に当てはまる言葉を書きなさい。」とかそんな感じの問題。この手の問題は抜きだしか自分で考えて内容があってたらokというスタイルに分かれますが、どっちにしたってそこに当てはまるのは高確率で作者が言いたかったことですよ。直接的な発言なのか、それを形容する話の流れに沿った発言なのかは問によりますが…。ここで展開や心情の予測を常にしておくと楽になります。あと単純に自分が想像してたセリフが出てくると気持ちいいです。ここ数か月だと友人の付き合いでやったTOBってゲームで「鳥はなぜ空を飛ぶ?」という序盤から提示された問に「空を飛びたいからだ!」という話を通して予想したセリフが主人公から出たときは興奮した。あ、ここで「ちげーだろ捕食や逃走といった生存戦略に基づく進化だよ」とか思った人はもっと読書してください。もう一度言いますが、文中の「」を埋めろというタイプの問題は現実世界における論理的解答を求めているのではなく、話で結局何を言いたかったかを聞いているのですです。注意しましょう。最近本は学術書ばっか読んでるから予測とかほぼ出来ませんが…。

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