【算数】売買損益が解けない人の原因

算数
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売買損益の基本~標準問題が解けない人の原因をお伝えします。筆者もこれが理解できていなかったせいで周りが全員解けているのに自分だけ解けてなくて半泣きにさせられました。あ、応用や発展に関しては演習しまくるしかないので今回の記事はあまり参考にならないです。

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問題

とりあえず問題解いてみましょう。

仕入れた品物に三割の利益を見込んで定価をつけたが、実際は定価の三割引きで売ったので576円の損になった。品物の仕入れ値はいくらか。

解答

仕入れ値を1とすると、定価は1.3だから売値は

1.3×(1-0.3)=0.91

このとき損は1-0.91=0.09だから仕入れ値は

576÷0.09=6400(円)

間違えている人の特徴

三割引きの「引く」に引っ張られて-0.3しているのではありませんか?

「売値は定価の三割引きでしょ?だから1.3-0.3=1…あれ?」

こんな感じ。つまり言葉の定義を理解していない。

仕入れ値:最初の値段

定価:最初の値段に利益をくっつけた値段

利益が割合だったら「最初の値段×(1+割合の数値)」、利益が金額なら「最初の値段+金額」によって求められます。

売値:実際に売った値段。大体「売れなかったので定価から○○円安くした」「定価から○割引きした」と言い始める。

「割引」ときたらその割合を定価から引くのではなく定価に1-割引分の値を書けるべし。もちろん「定価から…」ときたらですよ?

 定価×(1-割引の割合)=売値

× 仕入れ値×(定価の割合-割引の割合)=誤答

値段の場合は普通に割引の割合のところに突っ込んでok。もしわかっているけどつられて誤答してしまうなら傍線図書きましょう。

今回はこれで終了ですが、元の所持金を求める問題で必ず間違える人の勘違いを次回は書きます。

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