速さの分野で「はじき」を使ってはいけない

算数
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速さの分野でまさかとは思いますが、「はじき」を使ってないですよね?「はじき」とは

は:速さ さ÷じ

じ:時間 さ÷は

き:距離 は×じ

として、この文字に二つ与えられた数値を入れると簡単に最後の一つが求められるというやつ。ちょっと前に読んだ「二月の勝者」で主人公がこの教え方をしていたんですが、これはまずい。なにがまずいって

「これに突っ込めば簡単に答えがでる」

と思って理解放棄し、結果旅人算のような問題が解けなくなる可能性があるからです。例えば

太郎君は分速70mの速さで家から出発した。その20分後、花子さんが同じ家から分速200mで自転車にのって太郎君を追いかけた。この時、花子さんは何分後に太郎君に追いつけますか。

といった問題が出た場合、時間は一つで速さは二つ、距離を求めろと言っているわけでもないということでどこに何を入れればいいのか、何が必要なのかわからなくなってしまいます。

もちろん理解して使っているなら問題ないです。ですが本当に理解しているならいちいちはじきとか考えないで処理できるので、使っているひとは理解できていなかったり、各値の出し方がすぐに出てこない程度に演習不足である可能性が高いです。気をつけましょう。

因みにこれは主観ではなく、中学受験生時代にどの算数講師もNGを出していたことです。安心してください。

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