入学準備 #5 算数と数学の違い&知っておくと便利なこと

中学受験の先
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算数と数学の違いを知らないと痛い目を見ます。筆者は算数はそこまで嫌いではなかったのに、数学は話が違いすぎて嫌いになりました。「これを予め知っておけば嫌いにはならなかっただろうな…」というのをまとめましたので、是非入学前に読んでいってください。

÷と帯分数の使用は基本禁止

公立中学では徐々に使用制限がかかるようですが、中高一貫ではいきなり「使うな」と指示されます。今後、計算式はどんどん長くなって行きます。このとき、÷を使うと意味が分かりにくい、もしくは分からなくなるんですね。書き方については学校で徹底的にやると思うのでここでは省略します。ショートコード書くの面倒だしね!

なんで帯分数の使用が禁止になるかというと、数学の計算式では×の記号を省略できるため、数字ではなく積を求める計算式になってしまいます。ということで分数は基本的に仮分数を使いましょう。

計算のみは点数にならない

算数だと説明一切書かずに計算式だけ書いておけば点数がもらえたと思います。しかし、数学では説明を書かないと点数がもらえません。何でもいいので計算問題集以外の算数の問題集の解答見て見てください。日本語で説明がはいっていますよね?この日本語を「~である。」「~であるから~」「ゆえに~」といったちょっと角ばった言い回しにすれば数学で点がもらえる解答になります。とにかく数字だけは100%アウトなので注意しましょう。

証明で「例を挙げると…」というのは基本的に無意味

数学では「…を証明せよ」という問題が出てきます。この時に「例を挙げると…」と途中で書く輩がいるんですね。基本的にこれは証明になりません。設定された条件内でどんな数字を突っ込んでも常に成り立つことを求めるわけなので、「3をいれたとき…」とか書いても意味無いです。例を挙げることで証明となるのは「背理法」という証明法だけです(中高の範囲ではこれだけだったはず)。

もしかしたら他にも思い出せないだけであったかもしれませんが、少なくとも例を挙げることで証明になるのは圧倒的に少数。基本的に書かないようにしましょう。

一部アルファベットは筆記体推奨

数学ではアルファベット(特に小文字)を頻繁に利用することになるのですが、最低限bは𝒷、qは𝓆と筆記体で書きましょう。何の意味があるかといいますと、bは6と見間違えるし、qは9と見間違えるんですね。筆記体そのものに関してはおそらく夏の課題か入学前課題でやるので独学する必要は無いと思いますが、このように前述の二つだけは筆記体で書くべきです。

長い式を写すのが面倒なら

長い式に遭遇することはこれから何度もあります。その時は「(与式)=」と書くことで省略することが可能です。模試で使っても減点されないので安心して使ってください。

初見で解く難易度がどんどん上がる

今まで塾のテキストで新しい分野を学ぶとき、基本問題程度なら初見であっさり解答出来た人も多いと思います。しかし、数学になると段々と基本問題を解くことはおろか、例題の解説すら理解できなくなってきます。理解に関しては授業と質問で解消すればいいだけですが、演習問題を解くのが大変なことこの上ない。で、筆者の所属していた中学では一回目に関しては解答丸写しがokされていました。学年が上がるにつれ、考えて解けることが無くなってきます。皆さん角度問題で補助線による解答を自力で生み出せましたか?あのような「あーそういう方法があるのね」というのが腐るほど出てきます。その方法をさっさと身に着けてほしいから丸写しをokにしていると先生は仰っていました。ということで0点上等丸写し上等で行きましょう。

流石に一年の四月から「全くわからん…」ってなることは無いと思いますが、大体三年のあたりから急激に難易度が上がって脱落者が出始めます。頑張っていきましょう!

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