そろそろ学校別対策コースが始まると思うので、不安を感じている受講生のためにいろいろお伝えしていこうと思います。
学校別対策コースとは?
四谷大塚で六年後半から毎週日曜日に最難関校対策目的で開かれる講義。入るのには基準を超える必要があり、定員は二十名。筆者は栄光学園コースに在籍していました。金額は確か月3万弱だったかな?
入るための基準は?
受講希望者数によるとしか言いようが無いですね…。私が四谷大塚に在籍していたころは夏前の合不合判定予備で一旦締切、夏あけの最終組み分け試験の結果と枠の空きで受講生を決定すると説明されていました。私は合不合予備の偏差値63で合格しました。低いですね。おそらく開校する校舎と普段の校舎が一致していて、かつ(自分で言うのも如何なものかと思いますが)学習態度が非常に優良だったからだと思います。おそらく他校の人や態度が悪い人はこれでは通らないと思います。ちなみに受講生は全員Sコースでした。
・Sになれない=入れないと考えて良い
・コースにもよるけど安心して入るには偏差値65以上ほしい

wordpressが画質を悪くするせいで読みにくいので偏差値を書いておくと算数60.9国語63.8理科57.3社会62.9四科63.2です。
普段の講義との違い
学校別対策コース対策コースには様々な校舎から講師・生徒が集まります。まず教室に行くとこんな感じの順位表を配布されます。
対策コースプリント 例成績分布のところには横向きの棒グラフが各科目ごと入っています。図を入れようとしたんですがなぜか一枚にまとまってくれなかったので挿入してません。申し訳ないですが想像で補完してください…。また、実物はすべて不合格時に引き裂いてしまったため載せられません。ご了承ください(プリント一枚もまともに作れないのか!って突っ込まないでね!)。
午前中にはその学校に対応した予想問題を解き、午後に解説講義を受講して帰宅といった形でした。特筆すべきは天才がゴロゴロいること。天才ってどの程度?と疑問を呈する方がいらっしゃると思うので例を挙げると
・組み分けテストで常に塾全体での上位5名に入っている生徒
・滅多に講義に参加しない癖に出席すると午前のテストで上位にいる生徒(参加しない理由は野球で忙しいから)
・大百科の内容をすべて覚えている生徒
開成とか筑駒狙えよ…といいたくなるような輩が結構います。まぁ神奈川の横浜市ではない校舎に在籍していたから驚かされたのかもしれませんが…。一度も話したことが無いのに覚えているぐらいには強烈な印象を与えていきましたね。
面白いのは校舎ごとの授業態度の差が露呈する点です。A校舎の生徒たちは滅茶苦茶手を上げる。B校舎は手を上げず答えを言い出す。C校舎はそもそも何も言わない…といった感じ。講師の指導方針の差なのでしょうがなかなかカオスです。これが原因なのか他校の生徒と交流する生徒は0でした。

校舎対抗戦みたいになることもあるから、足をひっぱらないよう頑張っていこう!
ちなみに最終講義では…
講義の最終週では決起集会が行われます。講義を早めに終わらせて絶対受かるぞーってするやつ。…筆者は体調不良で午前テストだけ受けて早退したので具体的に何をやったのか知りません(泣。午前テストの結果は順位表を配布されず、採点された答案のみ郵送で送られてきます。
どれぐらい受かるの?
多分ここが一番気になるところだと思います。結論から言いますと大体半分ぐらい。優秀な生徒が多いわりにいまいち受かっていないところが気になります。落ちた側の筆者がとやかく言える立場ではありませんが…。午前テストの総合順位で過半数5位内にいた人は受かっていました。毎回科目単位では名前が載るけど常に11~9位をウロウロしていた筆者は落ちました。重要なのは、
「コースに入れたから合格できる」
「順位は微妙だが毎週何かしら名前が載っているから受かる」
などと考えてはいけないということ。無理とわかっていても天才に勝つぞ!ぐらいの勢いで勉強しましょう。ちなみに下位5名に常にいるのであったら相当覚悟しないといけません。
対策コースに入れなきゃ落ちる?
そんなことは無い…とは言い切れないところがあります。そもそも受かる生徒は学校別対策コースに合格できるだけの力を基本的に持っています。入れなければ十中八九落ちることを覚悟すべきです。しかし、必ずしも受からないわけではありません。一個上のOGの方が
・合不合での合格率20%
・Cコース生
・対策コース不合格
にもかかわらずフェリスに合格していました。諦めなければ非常に厳しい戦いではありますが勝機はあるのではないでしょうか。

終盤で一気に伸びる可能性もわずかだけどあるから諦めずに行こう!