文化部のしかも研究系って何やってんの?という疑問を持っている受験生のために化学系部活動で部長をしていた筆者が何をやっていたかとか面白エピソードとか書きます。とはいえ研究内容とかガッツリ書いちゃうと筆者を知っている人が見たら100％特定されちゃうんで詳しい話は勘弁してください。…廊下に賞状のコピー貼ってあるからサレジオに在籍してる人見たら特定されるな…。何?運動部の成績?単純に運動部の比率が多いので自ずと成績上位者の多くは運動部でした。以上。
筆者が部長だった時の実績
毎年文化祭の企画は3位以内でしたので及第点。賞は4つ上の代が理科大で賞を取って以来だったので快挙となりました。でもまぁ提出してなかった先輩の研究のが高度だったよなぁとは思う。
ネット探したら記事になっているのが出てきました。ちょうどここに映る予定だったんですが、サボったので載れませんでした。因みに後ろに貼ってあるなんかカラフルな奴はプラバンを使った周期表で文化祭のオブジェ枠で筆者とその一個下の代が作った奴です。
同期0人
ただ「運動部に入りたく無い」これだけの理由で文化部を選んだのが間違いでした。入学してすぐに仲良くなった連中はパソコン部入ると言っていたのですが、プログラミングに興味の無かった筆者は科学系の部活へ入部。なんと中一が筆者しかいない。逃げるのを恐れたのか餌付けしてきたり水利き大会で無理やり優勝させたりしてくる。
○○期の部長は乱気流君だな!よっ、未来の東大生!(各学年で必ず一人は東大合格者が出ていたため)
と圧力かけてくるし。逃げられませんでした。
言うほど実験できない
諦めてここで頑張るかぁと決意を固めるも、実験が何もできない。二年まで文化祭前まではオブジェを作り、後はSF映画見たりダラダラしたりして終了。このことに不満を感じた筆者は部長となったとき一年生も文化祭前の夏休みは実験できるよう整備しました。
年間スケジュール
4月～夏休み前
今年の研究発表を何にするか審議しながら短い作業で出来る実験等を行います。あと新入生を集める。新入部員は大体1~8人をウロウロといった感じです。筆者が部長のときは7人でした。
夏休み
合宿で奥多摩に行きます。合宿といっても沢で魚釣って水質調査して先輩のありがたいお話聞いて花火して鍾乳洞行って終了って感じですが。あと普通に部活があります。9時から18時までのんびり文化祭準備をします。
9月～文化祭前
全然終わっていない準備を
「まぁなんとかなるやろ」
で放置する。結果文化祭前日に死にかける。
文化祭
楽しい。OBや保護者の方がおいしい物いっぱい持ってきてくれます。一つ300円する卵の殻に入ったプリンが凄かった思い出。未来の新入生をにこにこ見ながら演示実験や体験実験したりします。サレジオはだいたい人工いくらとスライム・プラバン作りは必ずやってます。スライムってなんか馬鹿っぽくね？って話は上がるんですけどやらないと
「スライム無いの？」
ってアンケート書かれるからやらざるを得ないんですよね。筆者が部長の時に下敷きを導入したらアンケート回答が4倍に増えて集計が大変でした。
文化祭終了後～3月
適当にSF映画見たり短い作業で出来る実験したり。年末と文化祭終了後に打ち上げと引退式を行います。勉強に集中させるため高2の10月で引退です。引退式で部長・副部長の指名とアンケート結果を見ながらお菓子を食べます。打ち上げは映画見ながらそばを食う。この期間は部員の出席率が半減します。たまに文化祭の成果報酬で2万もらったりするんですが、すぐに使わなくちゃ没収なんで大体備品か無駄遣いで終わります。
手を洗うことの重要性を知る
エピソードその1。カプサイシン(辛味成分。唐辛子等に含まれる)の抽出実験を先輩がやっていてその補助をしていました。補助内容が「カプサイシンを皮膚に塗ったときに炎症が起こる現象の比較」。うーんブラック。まぁカプサイシン舐めされていた先輩の友人に比べればマシでしたが…。終わった後手を洗ったのですが、目を掻いたら滅茶苦茶目が痛い。どうやら残留物が残っていたようで。30分ほど目があけれませんでした。後で目を検査したらちょっとだけ視力が落ちてました。ついでに「試練」と称して唐辛子を食わされました。
「各学年一人生贄を選んで唐辛子を一本食え」
とか言ってて
「え、俺必須ですか?」
って聞いたら
「当たり前だろ!」
と言われて逃げれませんでした。言い出した本人が食ってるから逃げれなかった。帰りに腹の調子が良くなかったです。
VS生徒会＆文化祭委員会
エピソードその2。予算審議のために単独で生徒会や文化祭委員と戦いました。文化祭実行委員は一つ下の学年と一対一で議論するスタイルだったので楽勝でした。問題は生徒会との審議。他学校の先生から
「サレジオには研究系の実績が少ないですねぇ」
と言われたと教師が愚痴る程度には実績がないため何も準備しないと文化部は予算がほとんどおりません。実際一個前に審議していたパソコン部は30分の議論の果てに予算0でした。しかも恐ろしいことに同期6人vs部長一人なんですよ。頑張りました。あらかじめ生徒会メンバーに嫌われない態度を心掛け、心象が良くなるよう交流し、フットインザドアを行うために不要な備品を書いたり。結果部員が減っていたにも関わらず予算+2000円で締結しました。根回しって大事。
文化祭前に焦って準備する
毎年懲りずに文化祭前になってから急いで準備する。その様は夏休みの課題を一切やらず迎えた8/31。文化祭パンフレットの完成は文化祭前日だし、メインの研究も夏中に終わらない。文化祭一日目が終わった後備品が足りなくて部員全員で各地に買いに行ったり。
でもまぁそんなグダグダ感が好きでした。
研究を教授陣に貶される
歴代部員は必ず各学年に一名東大出身がいるのに筆者の成績はゴミ。東大はおろかGMARCHすら危うい(実際落ちた)。後輩たちに白い目で見られていました。何もなせないまま終わると
「ゴミみたいな先輩だったな」
って裏で言われそうだったので研究発表を外に提出しました。早稲田とライオンズクラブの共催だったんですが、教授陣は何を思ったかアクセプトだから小田原の本選考に来るよう言ってきたんですよ。顧問の先生は都合が悪くて一人で行くというアクシデントはあったもののドキドキしながら会場行きました。
結果、惨敗。高校の部で滅茶苦茶否定されたのは筆者の発表だけでした。
大体回りのレベルが高すぎなんですよ。何ですか「車を一から作ってみた」って。他の人たちもアホみたいにレベル高いし。ポスター発表組のほうが筆者の研究よりレベル高いような気がするし。
最終的に全員に確約された奨励賞と2000円分の図書券もらって終了。帰りに泣きながらLineで同期に愚痴を言いながら帰りました。この惨めな姿を顧問に見られなかったことだけは幸いでした。ぼろ糞に言われたことを隠して後輩たちに奨励賞もらったことを言ったらそこそこ褒めてもらえました。3学期の始業式で壇上に上がって表彰され、HRでみんなにガッツリ褒めてもらえました。部員たちの
「すごいっすね(どうせボコボコにされたんだろ)」
よりも
「うおーー！マジですごいな!成績悪い癖にやるじゃねぇか!」
という同期の反応のがうれしかったです。特にクラスメートには恵まれていたなぁ…。
だいぶ端折りました。ネタ切れ近くなったらまた部活エピソードでお茶濁しします。
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