受験スケジュールにそろそろ悩み始める時期ではないでしょうか。筆者の受験スケジュールを元に作戦と反省点をお伝えします。親と筆者の動き(学費・願書等)も書いておきます。良かったら参考にどうぞ。結構生々しい話もあるので注意してください。
実際のスケジュール
一月受験:栄東A 合格
確実に合格する遠距離の中学を選択。
~1/31
2/3までの学校を出願。
2/1:第三志望 サレジオ学院A(滑り止め) 合格
初日は確実に受かるサレジオ学院を選択。理科の先生に激励してもらう。簡単すぎて算数は最終問題以外は完答。イキって塾に解けなかった問題を質問しに行く。
2/2:第一志望 栄光学園 不合格/第七志望 山手学院午後 辞退
栄光学園コースの先生たちに激励されながら父親と試験へ。バスで行ける範囲だったので、車で途中まで送ってもらう。父親と会場に向かうのだが父は
「開成受けるべきだったんじゃないか?」
などと言い出す。どうやら不安に思い、他の受験生にプレッシャーを与えたかったようだが、すぐにでもやめてほしかった。そもそも受験生は他人の発言に耳を傾けられるほど余裕は無い。ただ
「行ってこい」
と背中をたたいてくれるだけで良かった。親の不安は子へと伝播する。是非ともこれを読んでいる保護者の方はこのような真似はしないで頂きたい。
この日にサレジオが不合格だった場合山手には必ず受験しに行き、母親は四日目からの願書を出す。合格していたが、「お金が勿体ない」という理由で筆者は受験を望むも体力切れで駅ホームで倒れてしまったため帰宅。試験終了後、父親からサレジオ合格の知らせを聞き安堵。サレジオはオンラインで合格発表を行うため、母親がそれを確認した後に合格証明の書類を取りに行くと同時に父に連絡。入学費納入は保留。帰宅後、算数の🈩(1)で間違っていることに気が付き絶望。
算数を見直さなかったのは2⃣以降の問題が一問も解けず焦ってしまい、自分を信じて2⃣以降の問題に注力してしまったのが原因。しかも意味不明な値ではなく、綺麗な数字になってしまったので見直しをしなくていいという判断に拍車をかけた。
2/3:第二志望 浅野学園 不合格
算数・社会の先生に激励されながら父親と試験会場へ。過去問で一度も合格を取れなかったこと、流されて受験したこと、🈩(1)事件等の影響で試験の合格は絶望的だと思いながら帰宅。母親が栄光の合格発表を見に行く。父親と共に帰りの電車で栄光に落ちたことを電話で聞き、泣き崩れる。この日にサレジオの学費納入を母親が行う。
2/4:第四志望 サレジオ学院B 未出願
この日からすべて滑り止め。三日で終わらせられたからよかったものの、第一志望不合格はメンタルに大きなダメージを与える。そのため、おそらく受験しに行ったとしても不合格になるのがいいところだとは思う。
親に連れられて浅野に合格発表を見に行く。言い出したのは母親。サレジオで合格を祝福されたのがよほどうれしく、筆者にそれを味わってほしかったらしい。だがまともな思考をしていればわかるはずだ。過去問が全滅している時点で合格は望めないことを。結局無理やり連れていかれるも案の定不合格、帰りに塾の勧誘に
「おめでとう」
といってチラシを渡された。見りゃわかんだろ落ちたことぐらい
後々受験に落ちたショックで心療内科に行くことになるのだが、このあたりで自律神経失調症を発症したのではと先生には言われた。
2/5:第五志望 逗子開成三次 未出願
2/6:第六志望 神奈川大付属C 未出願
現在はこの日程でやっていない様子。当時は偏差値53ぐらいのところで、親からは「受かったという実感を与えるためだけに受けさせる。ここしか受かってなかったら公立に行ってもらう。」といわれていました。受験生に絶対に言ってはいけませんよ?心理的負担を増やすだけです。
作戦
一月受験は確実に受かる遠距離の中学を受験。2月は1日を保険校にして2,3日目を安心して受験できるようにする。一日目がダメだった場合も考えて2日目に保険をもう一校出願。4日目からは保険校となる学校のみを受験。
反省点
・過去問で全滅していた浅野を受験した
周りが受験しているからと流されて出願した上、問題の相性が最悪で一年も合格点を取れなかった浅野を受けたのは意味がなかったように感じます。
・体力切れを想定していなかった
山手に向かう途中で体力切れを起こしてしまうのは予想外でした。冷静に考えれば第一志望の一発勝負なんて小学生には心理的負担が重すぎる。午後受験は出来れば第一志望以外の日に持っていくべき。
・自分を信じてしまった
よく言うじゃないですか。「自分を信じた人が勝つ」。心理的負担がかかる場では普段犯さないようなミスが起こります。努力した自分を信じ切ってはいけない。疑いすぎるのもよくないですが。必ず見直しはしましょう。