広がるプログラミング教育 中学入試の場にも【プログラミング入試4校紹介】

受験戦略
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大臣がusbを知らない程度にはit分野が遅れている日本ですが、これからプログラミングをどんどん教育の場に入れていくみたいです。2025年には大学入試の共通一次にプログラミングが出題されるらしいですよ。しかも選択では無く必修っぽい。スマホ世代には脅威になりそうです。我々の世代でも一応センターで数学Ⅱの代わりに情報関係基礎という科目が受けられましたが、使える学校がほぼ存在しないために受験する人はいませんでした。

それはそうと、中学受験でもプログラミング入試を実施している学校があります。内容が不明瞭な学校もありますが、できる限り纏めてみました。

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聖徳学園中学校

2019年から開始しています。さらにそこからSphero入試とマインクラフト入試の二種類に細分化できるようです。

Sphero 入試
1.課題コースの通りに Sphero を動かすプログラムをイメージする
2.考えたプログラムを使って Sphero を動かし、課題コースをクリアする
3.プログラミングに挑戦し気付いたことや感想についてのインタビューと簡単なレポートを作成
マインクラフト入試
1.あなたは夏祭りの打ち上げ花火デザイナーとして花火ショーをイメージする
2.指定された World でプログラムを使って 30 秒間の打ち上げ花火ショーをデザインする
3.デザインした打ち上げ花火ショーについてのインタビューと簡単なレポート

https://jsh.shotoku.ed.jp/wp/wp-content/uploads/2020/10/1f10eb05412918eeeac79ba3b659859a.pdf

出来はもちろんのこと、そこに至るまでの課程は見るようです。マインクラフト(ゲーム。プログラミング言語では無い)が存在するのは良いですね!楽しみながら勉強できそうです。

相模女子大中学部

2019年から開始しています。しかし詳細がほとんど書かれていないため、公式からはほとんど情報を得られませんでした。他サイトの取材記事によると、前年度は『モーターカーでレゴブロックを、障害物を迂回しながらゴールまで運ぶ』+『1組3〜4人に分かれ、プログラミングについての発表とディスカッションする』という内容だったそうです。

採点基準は成功不成功では無く、プログラミングの内容らしいです。滅茶苦茶なコードを書いて目標達成した人よりも、綺麗なコードだけど目標達成に微妙に届かなかった人を取るということなんでしょう。

大妻嵐山中学

その場で与えられる課題に取り組み、発表・プレゼンテーションをおこないます。

https://www.otsuma-ranzan.ed.jp/jr_exam-2-2/

これしか書いていないため、こちらも詳細は分かりません。しかし他の取材記事等を見るに、どうやらscratch等好きな言語を使って

プログラムを書く

何をしたかったかを伝える

特徴及び工夫点の紹介

といった形の様です。工夫点が問われるということはスパゲッティコードを記述したら不味い可能性が高いので難易度が高めかもしれません。

駒込中学校

2019年からプログラミングSTEM入試を開始しています。STEMとは、科学(Science)技術(Technology)工学(Engineering)数学(Mathematics)のアクロニム。STEM教育とはこの4学問の教育に注力し、IT社会及びグローバル社会に適応した国際競争力を持った人材を多く生み出そうとする、21世紀型の教育システムです。言語はscratchを利用する様子。

STEM 小学校で学ぶ基本的な計算問題や、文章問題が出題されます。このほかに、実生活で使う算数の問題が出題されます。例えば2020年度は、食材の値段と重さの「組み合わせ」から食事メニューを考える問題が出題されました。

プログラミング scratchプログラミングとディスカッションから成り立ちます。プログラミングの力だけではなく考察力、創造力、表現力、発信力、リーダーシップ、フォロワーシップ、周りを巻き込む力などを評価します。

https://www.komagome.ed.jp/examinee/data/j-application.pdf

scratchとは

使用する言語はscratchが半分を占めていました(4校しか無いけど)。「それはわかったけど、scratchとは何だ」って話ですよね。scratchはプログラムを記述する必要が存在しない、マウス一個で記述できるプログラミング言語です。

https://scratch.mit.edu/

マサチューセッツ工科大学が8歳~16歳を対象に開発しました。ただ対象年齢や出来ることの範囲がそこまで広くないことから解説しているサイトはかなり少ないです。丁寧に解説しているのはここぐらいでしょうか。

Scratchをはじめよう1 | プログラミング | 学習 - Yahoo!きっず
今回は「Scratch」というプログラミング言語を使ってみましょう。スクラッチはMITメディア・ラボのライフロング・キンダーガーデンという研究チームによって作られた無料のプログラミング言語で、世界中の子どもたちに広く使われています。簡単な入力とマウス操作で、ブロックをつなぎ合わせながらプログラムを組み立てるのが特徴です...

因みに公立小学校の学習カリキュラムにこの言語の勉強を組み込む所も増えてきています。このサイトで報告書を読んでみるとかなりの頻度でscratchを利用したという話が出てきます。

404 Error - Not Found

一般的なプログラミング言語は数学の知識がある程度必要になりますが、この言語は不要な上、非常に簡単なので一度触れてみることをお勧めします。

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