そろそろ六年生は辛くなってくる頃かな?楽しい話を聞きたくなると思うので、こんな生活が待っているよというワンシーンを。
時は2月14日、男しかいないため親族や学食、校長先生からもらえるチョコを除いたら大体はチョコ0のため平和な男子校。
普段はお菓子の持ち込み禁止なのですが、この日だけはチョコ菓子の持ち込みが黙認してもらえるため皆色々持ってきます。私はトリュフチョコレートを持っていきました。
これだけ出して「美味しいね」だったら平和的に終わったのですが…
もう一つチョコレートを持っていきました。カカオ95%チョコレート。
祖母が父親に送り付けたのですが、あまりの苦さに一向に減らないので「学校の皆に処理させろ」というミッションを母親から受けて持ち込みました。
クラス全員分は無かったので、放課後に仲よくしていた人たちにあげたところ阿鼻叫喚。なんてものを持ち込んでいるんだ、テロの一種じゃないかと非難轟轟でしたが、食べる前に警告したじゃんと言ったら皆黙りました。
しかしそれでも一個余ってしまいました。すでに家で何個か食べていた私はもう食べたくなかったのでどうすれば他人に押し付けられるか悩みました。
そこに都合よく生徒会長(同期)が来たんですね。
個包装の95%の文字を隠しながら渡してみたら疑いもせずに食べてくれました。
「お前…こんなゲフッことするようなゴホッ奴じゃなッ…!ていうか何このチョコレート…ッ!?」
苦しむ姿を他の犠牲者たちとともに笑ってしまいました。今思うと軽く世間話する程度の仲でやりすぎたような気もします。
結果的に罰としてスポーツ大会の審判をやらされたのですが、あまりにも裁定が酷すぎてその場で罷免されました。
女子からチョコレートをもらえるかどうかのドキドキは無いですが、こういう馬鹿みたいなことで大騒ぎ出来るのは男子校の特権です。…それでも女子のいる空間の方が良かったなぁ。